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Bluetoothマイクを使う

ラズパイのZeroには、マイクもマイク接続用のジャックも付いていません。したがって、ラズパイに音を入力するには、外部マイクをBluetooth経由で無線接続するか、USB経由で有線接続するかの選択になります。

Bluetoothスピーカーにはマイク内臓のものがあるので、その場合にはBluetoothでスピーカーとマイク両方を一度に接続できます。ここではそのケースを想定して、マイクをBluetooth接続で使う方法を説明します。ちなみに私は、Sony SRS-XB10を使っていますが、通常のBluetoothスピーカーならどれでも接続可能です。

マイクを接続する

まずは、「Bluetoothスピーカーを使う」を参考にして、Bluetoothデバイスをラズパイと接続(ペアリング)してください。

続いて、ラズパイの画面右上にある音量アイコンを「右クリック」します。通常のクリックではなく「右」クリックです。すると以下のように、Audio Inputsというメニューの下に、マイクの名前が表示されるので、それをクリックします。これでマイクとの接続は完了です。

マイクから入力する音量の調節

次に、マイクから取り込む音の大きさを調節します。これが小さすぎると、マイクから音を拾えません。

Terminalを開いて、以下コマンドを実行してください。

alsamixer

すると、以下のような設定画面がTerminalウィンドウ内に表示されます。

キーボードのF4(ファンクションキーの4)を押すと、ウィンドウ左上の「View」のところで「Capture」がハイライトされ、マイクから取り込む音の音量を調節できます。キーボードの上向き矢印と下向き矢印を使って、音量をパーセンテージで設定します。上記写真では85%にしています。設定が終了したら、キーボードの「Esc」を押します。

もしこの音量設定が大きすぎて、録音した音が音割れするようなら、後で数字を下げてください。逆に録音した音が小さいようなら、数字を上げてください。

マイクをテストする

それでは、接続したマイクのテストをします。Terminalで以下のコマンドを実行してください。

arecord -d 5 test.wav

ここで、「-d 5」は録音時間が5秒を意味しています。最後の「test.wav」が、出力の音声ファイルです。「-d X」の指定を忘れると録音がずっと(無限に)続きます。録音を終わらせたくなったらControl-Cして止めてください。上記のコマンド例では、各種設定をすべてデフォルト値にしており、その結果、昔のアナログ固定電話(や3G携帯電話)の品質で音が録音されます。

なお、上記コマンドを実行する際に、「audio open error」というようなエラーメッセージが出る場合は、ラズパイがマイクを正常に認識していない可能性大です。

上記コマンドが終了したら、「Bluetoothスピーカーを使う」を参考に、出力された音声ファイルを再生して、録音が正常にされたことを確認してください。例えば以下のようにします。

aplay test.wav

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