モニターをON/OFFする
ここでは、Terminal上でコマンドを使ってモニターをつけたり、消したりする方法を説明します。つまり、自分の手でモニターのスイッチを押さずにモニターをON/OFFする方法です。
Terminalからコマンドを使ってモニターをON/OFFする
この実験をするには、まず自分のラズパイにモニターをケーブル接続して画面をそこにうつしてください。そしてラップトップ(あるいはデスクトップ)からVNCでも接続してください。つまり、同じ画面がモニターとVNCの両方にうつるようにしてください。今後の作業はVNCで行います。
Terminalを開いて以下コマンドを実行してください。
tvservice -o
これで、モニターが画面が消えます。一旦黒い画面になり、しばらくすると「No Signal」というようなメッセージが表示されると思います。モニターの種類によっては青い画面になるかもしれません。この青い画面は、しばらく放置すると自動的に消えます。何分後(何秒後)に消えるかはモニターによって異なります(もしかしたらモニター自体の設定で変えられるかもしれません)。
この青い画面が出ないようにするには、上記コマンドではなく、以下のコマンドを実行してください。こうすると、最初からずっと黒い画面のままになります。
tvservice -o && tvservice -p
モニターをONにするには、以下コマンドを実行。
fbset -depth 8 && fbset -depth 32 && xrefresh -d :0.0
もしモニターの色がおかしい場合には、上記コマンドの中の数字「32」を「24」や「16」に変えてみてください。
Pythonのプログラムを使ってモニターをON/OFFする
Pythonプログラム中で、os.system()に上記コマンドを渡すと、プログラムからモニターをON/OFFできます。サンプルプログラムはmonitor-on-off.pyです。モニターをOFFにして、5秒後にONにするプログラムです。