3本のワイヤーが付いているスイッチ・ボタンを使う
ここでは、スイッチ・ボタンに3本のワイヤーが付いているものを使います。この種のボタンは、デジタル・ボタン(digital button)と呼ばれます。
例えば、以下のようなものがあります。
最も単純な使い方
デジタル・ボタンを使う使い方は数種類ありますが、ここでは最も単純な方法を説明します。以下のようにボタンのワイヤーを配線してください。
ワイヤーの色 | ラズパイ側の接続先 |
---|---|
黒 | Gnd(グラウンド) |
赤 | GPIO 5 |
白 | 使わない |
ボタンが押されたか、押されていないかを判定するプログラムがbutton-on-off.pyです。ボタンを使う場合には、まずプログラムの先頭部分で以下のようにします。
from gpiozero import Button
そして、以下のようにしてボタンを使う準備をします。ここで数字の「5」は、ボタンへ電気を流すのに使うGPIOピンの番号です。
button = Button(5)
ボタンが押された・押されていない、の判定には以下のコードを使います。
if button.is_pressed == True:
print("Pushed!")
button.is_pressedがTrueならボタンが押された、Falseならボタンは押されていない、ということを意味します。TrueはYES、FalseはNOの意味です。
このプログラムは、ボタンが押されたかどうかをずっと繰り返し調べ続けます(無限ループを使って)。プログラムの実行を止めるにはCtrl-Cしてください。
別の使い方
デジタル・ボタンを使う方法として、白いワイヤーも使う(3本のワイヤーを全部使う)方法もあります。上記の「最も単純な使い方」で問題が起きることや困ることはほぼありませんが念のため。
以下のようにボタンのワイヤーを配線してください。
ワイヤーの色 | ラズパイ側の接続先 |
---|---|
黒 | Gnd(グラウンド) |
赤 | 3.3V |
白 | GPIO 26 |
ボタンが押されたか、押されていないかを判定するプログラムがdigital-on-off.pyです。