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ラズパイの周辺機器

目次

ブレッドボード・ホルダーとGPIOリファレンスボードを一体化したケース

電気回路の作成、実験のためにブレッドボード・ホルダーは便利です。GPIOリファレンスボードも併用できます。でも、ラズパイの電子基板の保護にはなりません。ラズパイにケースをつけると、電子基板の保護にはなりますが、GPIOボードと併用できないことが多く、ブレッドボードとは離ればなれになります(ブレッドボードとラズパイの間の距離が一定にならない)。

個人的には、ブレッドボード・ホルダー、GPIOリファレンスボード、電子基板保護の3点を全部ひとつにまとめたケースが欲しいのですが、そういう商品をあまり見かけたことがありません。唯一の例外はこれ。私は、自分用の用途にはこれを使っています。使えるブレッドボードはハーフサイズですが(フルサイズではない)、それが問題なければ便利です。

いろいろなサイズのブレッドボード

ブレッドボードには、フルサイズとハーフサイズよりも小さいサイズもあります。以下の写真に写っているのは、ハーフサイズ、10x17(170個の穴があいている)、5x5(25個の穴があいている)の3種類です。

LEDやセンサーを使って実験するには、大きなブレッドボードの方が使い勝手が良いと思います(作業スペースが広いという意味で)。ただし、何かのアプリが完成して、実際にしばらくどこかで動作させるような場合には、小さなブレッドボードの方がパッケージング上便利です(不必要にかさばらないので)。

静電気防止の作業マット

「電気回路を組み立てる時にやってはいけないこと」に書いたように、静電気を帯びた手でラズパイを触ると、ラズパイを壊してしまうことがあります。机や壁、本など、身の回りの絶縁体(電気を通さない物)をときどき触って、静電気を手から逃す必要があります。

静電気対策で手っ取り早い方法は、ゴム製などの絶縁体のマットの上にラズパイを置いて、ときどき手でマットを触りながら作業することです。私は、以下のようなA4サイズのマットを敷いて作業することが多いです。

コの字型のジャンパーワイヤ

ブレッドボードの穴から別の穴へ配線するときには、おそらくこんなようなmale-to-male(オス-オス)のジャンパーワイヤを使うと思います。これは機能的に何も問題ないし、抜き差しも楽なので便利ですが、完成した回路を実際に使う場合には邪魔に思うことがあります。ブレッドボードからボコボコとワイヤが(垂直方向へ)出っ張っているので。そんなときには、コの字型(U-shape)の小さなジャンパーワイヤを使うと、ブレッドボード上の突起を最小にできます。また、どの穴とどの穴がつながっているのか見やすく理解しやすいという利点もあります。

ブレッドボードの穴にフィットするワイヤは、AWG (American Wire Gauge) 22か、AWG 24あたりが定番だと思います。AWG 22の方がワイヤの直径が少し大きくて、ワイヤ自体も少し硬めです。

GPIOヘッダーのアダプター

回路とアプリが完成して実際にラズパイを使う時、GPIOに刺さっているジャンパーワイヤが垂直方向に出っ張っていて「収まりが悪い」と感じることがあります。例えば、屋外でバッグやポケットに入れて持ち運ぶ場合や、バックパックにぶら下げる場合など、ジャンパーワイヤが周囲のものと干渉してGPIOピンから外れてしまうのではないか、GPIOピンを折り曲げてしまうのではないかと心配になることがあります。以下の写真では、ラズパイをケースに入れた状態で、ジャンパーワイヤをGPIOピンに差し込んでいます。

このような時は、GPIOピンの方向を90度傾けてくれるアダプターを使うのがよいと思います。例えば、これこれ(以下写真参照)。Amazonなどで「Right Angle GPIO Female Header」といったキーワードで検索すると、他のものも見つかります。ピンとピンの間隔(pin pitch)が2.54 mm(あるいは0.1”)のものを選んでください。

上の写真で左側のものは40本のGPIOピン全てに差し込むアダプター、右側のものはピン5本分のアダプターです。

以下の写真では、ピン5本分のアダプターを使い、ジャンパーワイヤを2本接続しています。

また以下のように、アダプターを2個使うと、GPIOピンの向きを180度回転させることができます。当初の状態よりは「収まり」がよくなります。正直もっとコンパクトにまとまって欲しいところですが。。。

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