親子IoTワークショップ

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抵抗と抵抗値

抵抗(抵抗器)にはカラフルな線がプリントされていて、その色の並びを読み取ると、何Ωの抵抗なのかが分かるようになっています。この線の表示方法(読み方)は「カラーコード」と呼ばれていて、世界共通のルールになっています。

このカラーコード、本職のプロには便利なものなのでしょうが、使い勝手がよいとはいえません。少なくとも私には。。。まず、色の違いがはっきり分かりません。蛍光灯の直下でなんとか分かるくらいで、茶色と黒、赤とオレンジなどは、線の場所によっては自信をもって区別できません。スマホのカメラで拡大して見たりもするのですが、どうにも難しいです。さらに難関なのは、5本線がプリントされている場合、抵抗の左右の方向が分かりません。模範的な見分け方は数多くのWebページに書いてありますが、実際にやってみて自信を持って区別できるようになりません。年齢による視力の衰えなのでしょうか。。。もしかしたら自分は色盲なのではないかと疑うことさえあります。

私が買った電子工作キットには、220Ω、1KΩ、10kΩの3種類の抵抗が入っていて、それぞれを区別できるように、以下のような(名刺大の)紙が付属しています。

この紙を手にして抵抗を見れば、220Ωと1KΩ、10kΩを見分けることはできます。しかし、もしこの紙を紛失したら、抵抗を見てそれが何Ωなのか算定するのは、私には難しいです。実際の抵抗では、どちらが左側でどちらが右側かを簡単に判断することはできません(少なくとも私には)。さらに、私は100Ωや330Ωなどの抵抗も持っており、100Ωと1KΩの違いなど判別不能です(少なくとも私には!)。

ともあれ、子どもに抵抗値がいくつか聞かれて即答できないと困ります。抵抗を蛍光灯に照らしたり、Webサイトを見たりしているうちに、子どもはみるみる間に集中力を切らしていきます。ひどい時は、つまらなそうな顔をし始めたり、タブレットでYouTubeを見始めます(わが家の場合)。その対策として、わが家では、子どもに抵抗に紙テープを巻きつけて、そこに抵抗値を書かせています。

ワークショップ当日、参加者には「抵抗値を書いておくといいよ」と勧めます。ワークショップ中、あるいはワークショップ直後に、これをお子さんと一緒にやってはどうでしょうか。次回その抵抗を使うときに、抵抗値が一瞬のうちに分かるのが望ましいと思います。使うテープは、ペンキを塗るときに使う紙テープのようなもので構いません。

子どもと一緒にやるプロジェクトでは、抵抗にテープを巻きつけて抵抗値を書いておく方法で十分だと思います。が、とてもアナログで、見栄えはよくはありません。ここを気にされる方には、マルチメーター(multimeter)の購入を勧めます。ワークショップでは、マルチメーターは使いませんが。

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